クレジットカードの傷害保険だけで海外旅行に行く!保険会社の保険に入らない理由
海外へ旅行に行く時、保険会社の海外で利用できる保険に加入していく人もいますよね。
または、海外旅行は短期間だから保険なんて付けないって考え方もあります。どちらが正解だなんてなく、その人の考え方次第でどっちが良いかは変わります。
どっちが良いかは分からないけど、クレジットカードを持つ人は海外の障害保険を利用するのは良い事ですよね。
しかし、クレジットカードの保険だけじゃダメだっ!と考える人もいます。なぜダメなのか、どうすればダメじゃなくなるのか、解説していきたいと思います。海外旅行の保険を節約したい人は必見です。
知ってた?!クレジットカードの保険だけじゃカバーできないケースがたくさんある
クレジットカードの保険だけじゃダメって人は、クレジットカードの傷害保険の内容がペラペラで薄いからなのです。
そりゃクレジットカードのメインはショッピングで、傷害保険はオマケだからしょうがないですよね(笑)
具体的にどこが薄いのかというと、まずは大きく最高補償額です。
年会費が無料のクレジットカードは、死亡しても最高で500万円までしか支給されないカードもあります。死んでもその金額だと少ないですよね。家庭を持っている人は尚更です。
また、カードに付帯している保険だと病気で死亡してしまった場合は補償対象外になってしまったり、緊急歯科治療は対象外になったりと全ての病気がカバーできるとは限らないです。それゆえ、クレジットカードの保険だと物足りないと言われています。
さらに、クレジットカードの保険は一旦は全て治療費を払う立て替えです。医療費を全額負担ってそんなにお金ないよ~となる可能性も高く、一時的な家計の財政難になります。
補償が少ない、カバーできるケースに限りがある、立て替えしなきゃいけないというのが、クレジットカードの傷害保険のデメリットです。
保険会社の保険は高い…だけど内容は充実している
カードの保険で不十分なら、保険会社の保険はなんぼよ?って気になりますよね。
そこで、実際にAIU海外旅行保険で1日いくらなのか、万が一の時はいくらまで補償してくれるのかAIUのホームページから出していきます。
そして比較のために、ライフカードというクレジットカードの補償金額も載せておきます。
AIU保険 最高額2000万円 3日間の補償をつけた場合 | |
---|---|
死亡 | 2000万円 |
治療、援助費用 | 無制限 |
疫病死亡 | 500万円 |
個人賠償責任 | 1億円 |
携行品 | 1億円 |
※他にも補償内容はあり 保険料は4570円 |
ライフカード 年会費無料 | |
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障害死亡 | 2000万円 |
障害治療 | 200万円 |
疫病治療 | 200万円 |
賠償責任 | 2000万円 |
携行品 | 20万円 |
※他にも補償内容はあり |
簡単に補償内容と保険料を書くと、こんな感じです。
AIUの4570円という金額をどう感じるかは人によりけりですが、私は高いと思います。掛け捨て(無事故なら保険料は返ってこない。)ですからね。
3日間の安心を購入するための費用で、リッチな夕飯が食べれます。
3日間なら、無事故の確率はかなり高いですし。しかもクレジットカード保険もあると考えると、高いかなと考えてしまいます。
しかし、保険会社なので内容はやっぱり充実しています。
病気での死亡補償や、治療を無制限で補償してくれる点は魅力的ですよね。ライフカードは年会費無料ですが、保険内容が充実しているのを考えたら優等生です。
ですが、やっぱりお金を払って安心を買う保険会社には太刀打ちできません。
海外旅行の保険付きクレジットカードと保険会社の保険をまとめると、以下の通りです。
- クレジットカードの保険は無料、または年会費で保険がついてお得
- クレジットカードの保険は、保険会社のものよりも内容は薄い
クレジットカードの保険が薄いから保険会社の保険で賄うか、それとも短期間だからカードの保険だけで良しとするのか…。
悩む所ではありますが、そこに抜け道ができるのが、クレジットカードの複数枚所持です。次の章で説明します。
クレジットカードを複数持つ!気を付けたい自動付帯と利用付帯
保険会社の保険でお金を使いたくないってなったら、クレジットカードを複数枚持って海外へ行くのが抜け道なのです。
なんでかと言うと、クレジットカードの保険は合算可能だからです。
ただし、傷害死亡と傷害後遺障害は合算されません。
いわゆる、2000万円などの最高金額の保険が下りる項目です。それ以外の項目ならば、保険は合算できますので、AIU保険の「携行品 50万円」にクレジットカード保険で金額を近づけたければ、単純にライフカードのような携行品に補償がついているカードを2枚持てば携行品の保険が2倍になり、40万円の補償になります。
ただし、同じブランドのカードは保険がダブルにならず、加算されない場合もあります。(VISAカードとVISAカードなど。)なので、もし保険を賄うためにカードを複数枚もつならば、VISAとMasterCardなど違うブランドにすると良いですよ。
そして、ここが重要です。よーく聞いて下さい。「クレジットカードの障害保険には、利用付帯と自動付帯がある。」です。
利用付帯とは、旅行代金をそのクレジットカードで払っていれば保険の対象になるという事です。
自動付帯は、旅行代金を支払っていなくても何かあった時に保険が利用できるという事ですね。
つまり、旅行代金を現金払いにしていて、もしクレジットカードを2枚持って行って、両方とも利用付帯だったら…。
答えは簡単ですよね。クレジットカードの保険は2枚とも適用にならず、保険なしで海外旅行に行っているようなものです。
では、利用付帯のクレジットカードを2枚持って行き、そのうちの1枚で旅行代金を支払ったら…。
保険は旅行代金を払ったカードだけ適用になり、もう1枚のカードは保険が付いていたとしても利用できません。
正解なのは、利用付帯のカードと自動付帯のカードを持っていき、利用付帯のカードで旅行代金を払う事です。または、自動付帯のカードだけ複数枚持って行く事です。
まとめ
利用付帯のクレジットカードは多く、特に年会費が無料のカードだと良く見かけます。
同じカード会社で銘柄が同じでも、ワンランク上のカードなら自動付帯になる場合もあるので、絶対にクレジットカードは利用付帯かどうかチェックしてから申し込みしましょうね。
海外旅行でクレジットカードだけの保険で賄いたいならば、カードを複数枚所持し、自動付帯か利用付帯かどうかチェックすると、保険会社の保険を利用しなくても海外旅行は比較的安心して行けますよ。