海外でクレジットカードから現金を引き出す際のやり方と注意点
海外旅行に行き、現金が足りなくなる事ってありませんか?手持ち金が少ないとなったピンチに利用できるのが、クレジットカードのキャッシングです。海外にあるATMを利用して、現金を引き出す事ができます。
クレジットカードのブランドごとに利用できるATMが異なる
クレジットカードでキャッシングを利用する方法は簡単です。ATMを見つけ、その画面通りに操作するだけです。
私もやった事がありますが、簡単な英語だけで引き出しができました。使う単語は、ithdraw(引き出し)だけです。キャッシングをする意味になるので、この単語が書いてある部分を選択すれば良しです。
後は英語で色々と出てきますが、英語の単語で何となく日本語に直し、意味は分かりやすいです。英語に自信がないならば、ATMのキャッシング英会話がインターネットでも載っているので見ておくといいですよ。
ATMは、観光地なら比較的どこにでもあります。なので見つけるのは簡単なんですが、クレジットカードのブランドによって利用できるATMは異なるので、自分が所有するカードがどのATMでキャッシングができるのか確認しておきましょう。
「VISAカード」
「MasterCard、JCBカード」
「ダイナースクラブ」
※AMEXはキャッシングサービスなし
カードのブランドによって利用できるATMが違うので、自分が持っているクレジットカードがどのATMで利用できるかチェックしておきましょう。
そして、ATMの数としてはVISAやasterCardのATMであるPLUSとCirrusが一番多いという口コミがあります。
ダイナースクラブは、大都市にはよくあるけどVISAやMasterCardほどではないようですので、もし地方の田舎に行く旅行ならば、VISAやMasterCardを予備のクレジットカードとして持っていくのもいいですよ。
そしてATMだけじゃなく、海外の銀行でも上記のマークがある銀行でクレジットカードのキャッシングは利用できます。その場合も、カードを見せて「Withdraw please.」と言えば分かってくれるでしょう。
キャッシングの金利は15~18%、利用限度額は50万円~300万円
そしてキャッシングと言うからには借金であり、現金を引き出すと金利がかかります。金利はカード会社によって様々です。一度は聞いた事があるであろう名前で、代表的なクレジットカードの金利を書いておきます。
代表的なクレジットカードの金利 | |
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三井住友カード | 18% |
オリコカード | 15~18% |
イオンカード | 7.8~18% |
楽天カード | 15~18% |
セブンカード | 15~18% |
JALカード | 15~20% |
ANAカード | 15~20% |
こんな感じです。大体15~18%が相場ですが、同じクレジットカード会社でも種類やランク、キャッシング金額によって金利は変動していきます。
キャッシングの利用可能額は、少なくて50万円、多いと300万円ほど借りれます。これだけあれば、帰国までなんとかなりそうですよね(笑)なので利用可能額はあんまり気にしなくていいでしょう。
しかし、キャッシングなので利用者の返済能力によって金額は変わります。また、海外キャッシングを0円に設定している場合もあるので、クレジットカード会社に連絡して自分がいくらまで海外でキャッシングできるか海外に行く前に確認しておきましょう。
そして、これにATMを利用した場合は100円~200円ぐらいの手数料がプラスされます。中には現地のATM利用料のように、手数料がまたプラスされる場合もあります。
返済は基本的には一括払い
借りたお金は返さなきゃいけないって事なので、返済方法について書きます。
返済方法もカード会社によってやり方が違ってきます。大体、一括払いで返済となる場合が多いです。しかし、中にはリボ払いでもいいですよという会社もありますし、最初からリボ払いと決められている場合もあります。また、元本だけ一括払いで利息は2回払いというカードもあります。
一括払いの場合は、元本と利息を払えばオッケーです。しかしリボにしてしまうと、リボでも利息が発生してしまうので高く付いてしまいます。それが雪だるまのように膨らむと、もう手が付けれなくなりますので、リボ払いしかできないクレジットカードでキャッシングするのは少し危険です。
これも自分が持っているクレジットカードがどんなキャッシングの返済になるのか、チェックしておきましょう。もしリボ払いしかできないならば、キャッシング用にクレジットカードをもう1枚作っておくのをお勧めします。
カード情報と暗証番号のスキミングに細心の注意を!
海外のATMを利用する時に、絶対に気を付けて欲しいのがスキミング犯罪です。カード情報を読み取り、勝手にあなたのカード情報を利用して不正に買い物をしてしまうという犯罪です。
クレジットカード情報を読み取られるって事は、大きな買い物でも不正にできちゃうって事ですよね?現金を盗まれたら盗んだ分しか買い物できませんが、クレジットカードだと被害額が大きくなりがちです。
しかも不正利用が分かるのが、カードの引き落としで明細を見てからなので犯罪に気が付くのが遅いです。だから注意です。
ATMでキャッシングした場合、ATM自体にスキミングの機械を取り付けられていれば、もうアウトです。カード情報は読み取られます。また、暗証番号を盗撮するカメラも仕込まれている場合もあるのです。
スキミング機械がATMに取り付けてある画像がインターネットでも見れるので(2016年12月なら見れました。)、それでATMに取り付けられているスキミング機を確認してみて下さい。
ATMの部品そのものに見えるように細工してあるので、きっとこんなの見破れない!と思うはずです。
ATMを利用する時は、夜中でも比較的人通りがある場所のATM、24時間営業のお店の前のATMなど、スキミング機が設置しにくそうな場所のATMを選んだり、後ろの列に並んでいる人が一定の距離を保っているかなどをチェックしましょう。
海外でのキャッシングは便利ですが、金利がかかる事と犯罪のポイントはしっかりと押さえておきましょうね。