海外旅行は日本で普段の生活をするよりも出費が多くなり、通貨を換金するよりもクレジットカードで支払いした方が便利ですよね。
クレジットカードはどのカードも海外で利用できますが、海外旅行に適したカードはいくつかに絞られます。
そこで、海外旅行に最適なクレジットカードを空港ラウンジ、旅行保険、海外利用特典などの面から紹介していきます。
年会費初年度無料でお得にラウンジ使用する方法
海外利用と行ったら空港ですよね。空港での過ごし方は人それぞれですが、ラウンジがあると落ち着いて過ごせます。
空の旅は長いので、少しでもリラックスしたい!となったらラウンジ利用をお勧めしたいのですが、空港ラウンジが利用できるクレジットカードは、一般カードだとあんまりないんです(泣)
クレジットカードを探したら、空港ラウンジ利用可能な一般カードはAMEXぐらいしか見つかりませんでした。
ただし、AMEXは一般カードでも12000円の年会費が掛かるので、カードのランクとしてはゴールドです。
では空港ラウンジを利用したいなら、年会費を払ってラウンジを利用しなきゃいけないって事?そんなのイヤ!って人は、抜け道があるんです。
それが、年会費初年度無料でゴールドカードを持ち、空港のラウンジを利用する方法です。
mufgゴールドプレステージカード
2017年3月31日までのオンライン申し込みで、年会費1万円が初年度無料
国内28空港のラウンジ使用可能
楽天プレミアムカード
年会費39000円が初年度無料
プライオリティパスを無料で発行する事で、海外900ヶ所以上の海外空港ラウンジが利用可能
はい。どうでしょうか。初年度無料カードは結構たくさんあり、ラウンジ利用ができるカードはすぐに見つかります。
しかし、見つかるのは国内ラウンジが利用できるカードが多いです。
海外ラウンジが無料で使えるとなると、楽天プレミアムカードぐらいしか見つかりませんでした。世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティパスは、無料で発行しているカードもあれば有料で発行するカードもあります。
つまり、プライオリティパスを無料で発行し、初年度年会費無料のカードとなると数が少ないんです。
ちなみに、空港と言ったらANAやJALなどの航空会社系クレジットカードですが、航空会社系クレジットカードでも空港ラウンジを無料で利用できる年会費無料のカードはありません。
簡単に空港ラウンジ無料カードについてまとめます。
- ラウンジを無料で利用できるのは、ゴールドカードから
- AMEXグリーンは一般カードでラウンジ利用可能だけど、年会費がゴールドカード並み
- 初年度年会費無料のゴールドカードは、国内空港ラウンジが無料利用できるカードが多い
- 海外空港ラウンジは、プライオリティパスが有料か無料かカードによって異なる
- 初年度年会費無料でプライオリティパスが無料のカードは少ない
- 初年度年会費無料でも、審査はゴールドやプラチナカードレベルで厳しい
これが空港ラウンジ無料カードのまとめです。
初年度年会費無料カードをくまなく探すか、無料ではなくても空港ラウンジが利用できるカードを適当に選ぶかこのどちらかです。
年会費が無料でも海外旅行保険付きカードはJCBカード
空港ラウンジが利用できる無料クレジットカードは数が少ないのですが、海外旅行保険付きクレジットカードならば年会費が無料でもあります。
しかし気をつけなくちゃならないのが、年会費無料カードは全てのカードに保険が付いている訳じゃない点です。
今大人気のイオンカードは旅行保険が付いていません。
また、セゾンカードからリリースされているAMEXパールカードは、年会費が1000円でも旅行保険はなしです。
人気だから旅行保険が付いているだろう、AMEXと言うビックネームだから旅行保険が付いているだろう、年会費が掛かるから旅行保険は付いているよね‥。
そういった考えだと、後で「えーっ!旅行保険付いてないの!?ぶっとびー!!」となり得ます(笑)
なので、人気だろうとビックネームだろうと旅行保険が付帯かどうかはカードの詳細を見てからでなければ確信してはいけません。
そして、年会費が無料でも保険が付帯されていて、一番お勧めのカードはどれか?となったら、JCBカードが一番お勧めです。なぜなら、保険の金額が高いからです。
JCB一般カード
年会費 1250円、初年度無料、My Jチェック登録と年間50万円以上(月々4.2万円の利用)のカード利用で年会費無料
海外旅行保険、国内旅行保険共に3000万円までの補償
これを他のカードと比べてみると、こうなります。
JTB旅カード→年会費1600円、旅行保険1000万円
セゾンAMEXブルーカード→年会費3000円、初年度年会費無料、旅行保険3000万円
他のカードとJCBカードを比べてみると、年会費のわりに旅行保険の金額が高いのです。
JCBカードは厳密には年会費が無料ではなく、条件付き無料カードですが、月々4万円以上を利用すればクリアできる金額ですし、海外旅行の費用をカードで払えば年間で50万円の利用は超えるでしょう。
だからJCBカードが旅行保険をメインに考えるのならば、一番お勧めなんです。
JCBカードのデメリットは審査が厳しい点
JCBカードのデメリットは、審査がちょいと厳しい点です。
Yahoo知恵袋などを見ると、カードの審査に落ちた人も結構います。プロパーカードは審査が厳しめなので、JCBカードを申し込むのならば旅行の直前じゃなくて余裕を持って申し込みましょう。
年会費無料で海外旅行保険ありのカードの探し方と、保険の豆知識
JCBカードが旅行保険の視点から考えると一番お勧めですが、私JCBの職員ではないので無理矢理カード申し込みをして!って訳ではありません(笑)
もし年会費無料で旅行保険が充実しているカードを探すのならば、リボ払い専用カードを探すと保険内容が充実しているカードが見つけやすいです。
DCカードジザイル、三井住友VISAカード(マイペイすリボ登録で年会費無料)などリボ払いに関しては手数料が掛りますが、カード内容は充実しています。
そして、旅行保険はカード会社が別ならば複数カードで補償額が死亡以外は合算できます。
例えば、海外で入院した時、JCBカードとセゾンAMEXブルーカードを持っていれば補償金額は合算できるんです!
海外で病院のお世話になると、入院で720万円掛かったなどの事例もあり、1枚のカードだけでは保険でカバー仕切れないケースが相次いでいますので、できれば海外ではカードを複数枚持っていくとグッドです。
その場合は、保険が利用付帯のカードで旅費を払わないと保険対象にならない)か、自動付帯(カードで旅費を払っていなくても保険対象)かをチェックして組み合わせて持っていきましょうね。
もしも良いカードがないっ!ってなったら、AIUの海外旅行保険などクレジットカードとは全く関係ない保険会社を利用するのも1つの手でしょう。
ゴールドカードで旅行保険とプラスのサービスが期待できる銀行系クレジットカード
ゴールドカードクラスになると空港ラウンジが利用でき、保険も付帯で海外で便利になりやすいのですが、じゃあゴールドカードならお勧めは何?ってなったら、私は銀行系クレジットカードを2枚お勧めします。
SBIゴールドカード
- 年会費 2500円、年間100万円以上の利用で年会費無料
- 旅行保険5000万円まで
- 海外利用料金を手数料なしの米ドル払いが可能(SBIネット銀行の外貨預金から支払い)
mufgゴールドカードプレステージ
- 2017年3月31日までのオンライン申し込みで、年会費1万円が初年度無料
- 国内28空港のラウンジ使用可能
- 旅行保険5000万円まで
- 24時間のオペレーター利用
- 渡航便遅延保険あり
旅行保険の金額が十分にあり、それプラスの保険やサービス、支払い方などがあるのがこの2枚です。年会費がゴールドカードなのに安かったり、初年度無料なのも魅力的です。
銀行系クレジットカードはどこで提示しても恥ずかしくない銘柄なので、普段使いも良しのカードです。
AMEXプロパーとセゾンAMEXの年会費、海外サービス比較
海外って言ったらAMEX!と言うぐらい、飛行に乗る人はAMEXを愛用している事が多いです。そこで、AMEXのプロパーカードとセゾンからリリースされているAMEXを比較してみましょう。
プロパーAMEX(本家)は2枚
- 一般カード(グリーンカード)→年会費12000円
- 旅行保険 5000万円まで
- ゴールドカード→年会費29000円
- 旅行保険1億円まで、海外ホテル予約は8%OFF
両カードとも共通事項
空港ラウンジ使用、手荷物無料宅配サービス、エアポート送迎、プライオリティパス、海外での日本語サポートあり
※プラチナカード以上はインビテーションで所有可能
セゾンAMEXは3枚
ゴールドカード→年会費1万円、初年度無料
国内ラウンジ利用、海外旅行保険5000万円まで、空港での手荷物宅配無料サービス、コート預かりサービス、旅ナビゲーション、海外アシスタントデスクあり
ブルー→年会費3000円、初年度無料、海外旅行保険3000万円、手荷物無料宅配サービス、コート預かりサービス
パール→年会費1000円、初年度年会費無料、旅行保険なし
ざっくりAMEXのプロパーカードとセゾンAMEXを比べてみました。本家AMEXの場合、年会費は高いけどサービスは充実していますよね。
セゾンAMEXの場合、年会費1000円からAMEXカードを持てるのが魅力です。セゾンの方が審査は厳しくありません。
どっちが良いかは、海外旅行と言う視点から考えれば年会費が高い本家AMEXの方が良いです。しかし、今まで審査が厳しいカードばかり紹介してきたので悶々としている人は、セゾンのAMEXがお勧めです。
それぞれにメリットはあるので、どちらを選ぶかは年会費や海外利用などから考えていくと良いですよ。
海外旅行に持っていくべきクレジットカードランキング5選!
色んなクレジットカードが登場してきた所で、じゃあ海外旅行に最適なカードは何なのよ?ってなりますよね。
空港ラウンジ、保険、海外サービスなど、今まで書いてきた項目を総合的に見て、5位までランクを付けていきましょう。
5位 保険、年会費、海外利用のバランスが良いSBIゴールドカード
SBIゴールドカードは年会費が2500円とゴールドカードにしては安く、それでいて保険付き、ドル払い可能などのサービスが充実していてバランスが良いカードです。角ばった所がなく、優等生カードだから5位にランクインです。
4位 安くて保険が充実のJCBカード
JCBカードも年会費が安く、保険が充実しています。SBIゴールドカードに比べて、年会費が安いのと年会費無料のハードルが低いので、より持ちやすいだろうと言う事で4位です。
3位 ラウンジ利用など空港サービスが充実のセゾンAMEXゴールド
セゾンAMEXは国内ラウンジや空港サービスが充実していて、初年度無料なので3位です。ラウンジ、保険、空港サービスと海外利用では満足いくカードになるでしょう。
2位 海外空港ラウンジも保険も良いとことどりのAMEXプロパーカード(一般カード)
やはり本家AMEX、一般カードでも海外空港ラウンジが多数利用できるプライオリティパスを発行し、かつ保険や空港サービスが充実しています。年会費は12000円ですが、他の1万円台のクレジットカードに比べて内容が充実しているので2位です。
1位 海外利用も普段使いもお勧めできる楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは年会費が約4万円と高く、プラチナカードレベルです。しかしプライオリティパスの無料発行と5000万円の旅行保険が付いているので、海外で快適さと安心が手に入ります。
楽天プレミアムカードが1位なのは、楽天市場でポイント5倍と100円で5ポイントも貯まり、普段使いもお勧めできるからです。
海外旅行重視クレジットカードまとめ
海外利用でお勧めなのは、この5枚です。粒揃いばかり集めたので、どれを選んでも後悔はしないでしょう。
海外旅行は年に何回もありませんが、行くからには快適も安心も手に入れたいですよね。そのためには、保険、ラウンジ、海外利用と様々な面からカードを見ていくとカード選びが上手になりますよ。