ゴールドカードと一言で言っても、インビテーションがなくては持てないゴールドカードもありますし、申込みをして審査が通れば持てるカードもあります。
そして、年会費もカードによって様々です。
本当に色々なゴールドカードがあるので、まずはゴールドカードを年会費やラウンジなどの面から見ていき、年収がそんなに高くなくても審査に通りやすいカードなどを紹介します。
ラウンジ利用でおすすめ!楽天プレミアムカードとAMEXゴールドカード
ゴールドカードにはラウンジ利用サービスが付いてくるのが珍しくはありませんが、ラウンジ利用でも国内線のラウンジなのか、海外のラウンジか、場所やラウンジ数は?とゴールドカードによって利用できるラウンジの場所や数に違いがあります。
そこで、ゴールドカードの中でもプライオリティパスが発行でき、かつそれが無料のカードを紹介します。
プライオリティパスは世界中のラウンジが利用できる会員制カード
ではそもそも、プライオリティパスってなに?って所を簡単に書きます。ゴールドカード以上のカードを検索すると良く耳にする言葉なので、知っておいて損はありません。
プライオリティパスとは、世界1000ヶ所以上もの空港のラウンジを利用できるパスポートのような物です。
プライオリティパス社が経営しています。航空会社や座席のエコノミークラスやファーストクラスなどに限らず利用できます。
ラウンジでは軽食やドリンク、Wi-Fiの他にも、多言語が話せるスタッフがいるなど充実した場所になっています。
プライオリティパスには会員にランクがあり、ラウンジが全ての会員に無料で利用できる訳ではありません。
そして、プライオリティパスのカード発行も有料です。
しかし、プライオリティパスの発行が無料でできるクレジットカードもあるのです。それが楽天プレミアムカードと、AMEXゴールドです。
では、楽天プレミアムカードとAMEXゴールドの簡単なスペックを見て行きましょう。
楽天プレミアムカード
- 年会費10,800円
- 楽天市場でポイント5倍、火曜日と木曜日はポイント5倍
- 楽天プレミアに自動登録で送料分のポイントがポイント還元などの優待あり(1年間)
- 5,000万円までの海外国内旅行保険あり
- プライオリティパスが無料発行可能(手続きは必要)
AMEXゴールド
- 年会費29,000円
- プライオリティパス無料発行、1回27米ドルの利用料金が年に2回まで無料
- 最大で1億円の旅行保険
- エアポート送迎サービス
- 宿泊割引などもあり
ゴールドカードには、空港でのラウンジが利用できるカードが多くあります。
しかし、海外でのラウンジ利用となったらプライオリティパスが発行できるクレジットカードを選ぶと、出張や旅行先にあまり左右されずラウンジが利用できます。
年会費で選ぶならSBIカード、楽天ゴールドカード、mufgカードゴールドAMEX
次にゴールドカードを年会費の面から見ていきましょう。
一般的に、ゴールドカードは年会費が1万円ぐらいが相場です。
カードによって金額は大きく前後しますが、1万円ならばラウンジ利用やゴールドカード専用カードデスクなどが利用でき、ゴールドらしいハイステイタスを味わえます。
その1万円を大きく下回り、年会費が2,000円代のゴールドカードはこちらです。
楽天ゴールドカード
SBIカード
年会費2,500円、年間100万円のカード利用で年会費無料、旅行保険が最大5,000万円まで
※年会費が1万円のクレジットカードでも旅行保険が5,000万円のカードもあり、それを考えたらSBIカードの年会費で旅行保険が5,000万円はお得
mufgカードゴールドAMEX
年会費1,905円、AMEXブランドなら海外利用でポイント2倍
※海外利用でポイント2倍、AMEXのサービスが利用できると年会費が格安なのに内容は充実している
年会費が格安のクレジットカードは、探せば割りとたくさん出てきます。
格安ゴールドカードはラウンジ利用ができないなどの年会費が1万円のゴールドカードに比べるとサービスの幅は狭くなりますが、それでも一般カードに比べると特典が付いてきてお得なクレジットカードが多いです。
銀行系やAMEXなど、どこでカードを見せても恥ずかしくない会社のカードも格安なので、リーズナブルにクレジットカードを持てて良しです。
ゴールドカードの特典で選ぶおすすめクレジットカード
年会費の部分でゴールドカードは特典が付いてくるとお話したので、この章ではゴールドカードだからこその特典に焦点を当てていきます。
JCBゴールドカード
- 年会費1万円、オンライン入会で初年度無料
- 海外旅行傷害保険1億円まで、国内旅行保険500万円まで、渡航便遅延補償、ショッピング保険などもあり
- 2年連続カード利用料金が100万円以上でJCBゴールドザプレミアカードへのインビテーションが来る
SBIゴールドカード
- 年会費2,500円
- 海外、国内旅行保険5,000万円まで
- アメリカなどの海外利用分をSBIネット銀行の外貨預金から米ドル払いにすると、手数料が無料になる
mufgゴールドプレステージ
- 年会費1万円、初年度無料(2017年3月31日までのオンライン申込みで)
- 国内海外旅行保険5,000万円まで、ショッピング保険、渡航便遅延補償あり
- 外貨キャッシュ購入レートの優遇あり
- 問い合わせ24時間対応
エクソンモービルシナジーカードゴールド
- 年会費1万円
- 月間7万円以上のカード利用でガソリンが10円引き(カード利用代金によって段階的に割引は4円~10円引き上げ、一般カードは1円~7円の値引き)
総評
銀行系ゴールドカードならば銀行らしい外貨の優遇があり、ガソリンスタンド系ならばガソリン割引の優遇、プロパーカードならばインビテーションなどの特典があります。
旅行保険金額が一般カードよりもアップしたりなどの特典はもちろんの事、一般カードにはなくてゴールドカード以上しかない特権階級のメリットがあるのも、ゴールドカードの強みです。
審査が通りやすいゴールドカード
ゴールドカードはハイステイタスで、自分には縁がないカード..なんて事はありません!年収が低い人や、若い世代でもゴールドカードは持てる時代です。
しかし、数打てば当たるとやみくもにゴールドカードを申し込みするのではなく、ゴールドカードをしっかり見極めて申し込みするようにしましょう。
大まかに年収が低くても持てるカードは、年会費が安いカード、若者限定カード、インビテーションが簡単に来るカードがあります。
年会費が安くて狙い目のゴールドカード
- SBIカード
- 楽天ゴールドカード
- mufgカードゴールドAMEX
上記のクレジットカードについては、年会費が安いクレジットカードを紹介する章で書いた通り、年会費は1,000円台~2,000円台と格安です。
そのため、審査はあまり厳しくなくて年収が低くてもカードの発行ができる可能性は高いです。年会費2,000円台ならばゴールドカードはたくさんあるので、チョイスも多いです。
若者限定ゴールドカード
三井住友VISAプライムゴールドカード
- 20歳~30歳未満限定ゴールドカード
- 年会費5,000円、初年度無料
- 国内空港ラウンジあり
- 海外国内旅行保険5,000万円まで
JCBゴールドEXTAGEカード
- 20歳以上30最未満限定カード
- 年会費3,000円
- 国内海外旅行保険5,000万円まで
- 国内ラウンジ、ホノルル、中国のラウンジ利用可能
若者限定カードは年会費2,000円台のゴールドカードよりも数は少ないのですが、審査が若者の基準で考えているため、20代が審査パスしやすいカードです。
ゴールドは年会費が安かろうと若者限定カードだろうと、本人に安定した収入がある人が審査対象になりますが、収入があれば審査は比較的、通りやすいでしょう。
簡単にインビテーションが来るゴールドカードは収入関係なし
ゴールドカードの年会費最安値は約2,000円ですが、インビテーションが来れば無料でゴールドカードを持つ事も可能です。
年会費が安いクレジットカードの章で紹介しようかと思いましたが、インビテーション制の無料ゴールドカードは年収に関係なくインビテーションが来る可能性も高いので、年収が低い人でも作れるゴールドカードと言う事でこの章に書きます。
エポスゴールドカード
- インビテーションで年会費無料
- 申し込みをすると、年会費5,000円が掛かる(条件付き無料)
- 空港ラウンジ利用
- 海外旅行保険1,000万円付き
- ポイントの有効期限がなくなる
※エポスカードのインビテーションの基準は公開されていませんが、年間50万円以上のカード利用、カード入会後1年経過などではないかとエポスゴールドカード利用者から推測されます。
イオンゴールドカード
- インビテーションのみで所有可能
- 海外国内旅行保険3,000万円
- イオン内ラウンジ、羽田空港のラウンジ利用可能
- 年間100万円以上のカード利用でゴールドカードのインビテーションが届く(他にも審査基準はあり)
セブンカードプラスゴールドカード
- インビテーションのみで所有可能
- 年間100万円利用が条件になる可能性が高い
- 旅行保険はなし、ショッピング保険付きになる
- 一般カードは年会費500円(条件付き無料)だけど、ゴールドカードは無料
無料でゴールドカードが発行される場合、インビテーションされるためにはカード利用金額が大前提になります。
そのため年収が少しぐらいは少なかろうと、カードを普段から利用していればゴールドカードが持てる可能性はあります。
年会費が安いゴールドカード、若者限定ゴールドカード、インビテーションで年会費無料のゴールドカードと、ゴールドカードはお金持ちだけのカードではありません。
選び方次第で、年収がそこまで高くなくてもゴールドカードが持てるのです。
ゴールドカードで選ぶクレジットカードランキング
では最後に、今まで登場したゴールドカードをランキングしていきます。年会費やカード特典、ラウンジの面から見ていきます。
5位シナジーカード
ガソリンが最大で10円も安くなるので、ドライバー必見のゴールドカードです。ポイントは貯まりませんが、ガソリン値引き単価が大きいので、5位にランクインしました。
4位 楽天プレミアムカード
年会費は特別に安くありませんが、プライオリティパスが無料で発行できるのと、楽天市場での利用がかなり優遇されていて優秀なカードです。ゴールドでも楽天とカジュアルでステイタス感はあまりないので、4位止まりです。
3位イオンゴールドカード
こちらもステイタス感はありませんが、年会費無料なのにラウンジ利用や旅行保険付帯とカード内容が無料のわりに充実しています。もしイオンカード所有者ならば、ぜひとも目指して欲しいカードです。
2位 AMEXゴールドカード
これぞトップオブゴールドカードです。プライオリティパスや空港サービスなど、内容が充実し切っています。ただし、年会費が高いので1位を逃しました。
1位 mufgカードゴールドAMEX
年会費が格安でAMEXのサービスも利用できるので、年会費が安くても満足行くカードです。銀行系カードでどこで見せても恥ずかしくなく、年会費が安いので審査も通りやすい万人受けカードです。
ゴールドカードまとめ
ゴールドカードを持つ意味ってあるの?と知恵袋などで話題になる事が多いのですが、きっぱりとお答えすると、ゴールドカードの意味はあります。
ゴールドカードは利用限度額が上がったり、ラウンジ利用、ポイント優遇などの特典がてんこ盛りだからです。
カード会社は、ゴールドカードになると一般カードと差別を付けるために特典を用意しています。ゴールドカードはただの見栄っ張りカードではなく、特典付きのお得なカードなんです。